静岡市丸子と岡部を結ぶ国道1号線の主要トンネルの一つに宇津ノ谷トンネルがあげられます。このトンネルは明治初めに作られたのを皮切りに、大正、昭和、そして平成へと形を変えて発展してまいりました。

◆赤レンガ造りの明治トンネル
明治9年に日本最初の有料トンネルとして開通しました。現在のトンネルは明治36年にレンガで修復されたものです。

かまぼこ形をした大正トンネル
大正時代に計画され、昭和5年に開通しました。

明るくなった昭和トンネル
昭和34年内部に明るい照明が設けられ、完成しました。

温故知新の平成トンネル
宇津ノ谷峠周辺の歴史や地域性を生かし、ドライバーや自動車、歩行者等、人に優しい設計のトンネルです。

◆明治トンネル…日本最初の有料トンネル
長い間東海道には宇津ノ谷峠ごえしか交通路がありませんでした。

明治7年、岡部の杉山喜平氏や丸子の水谷九郎氏等7人が会社を作り、トンネルを掘り始めました。2年後の明治9年に完成しました。費用は2万6517円96銭かかりました。15万人もの人たちがトンネル工事をしました。宇津ノ谷側は青石づくり、岡部側は角材を組み合わせて作ったため、内部は真っ暗で、照明用に50個ものカンテラが必要でした。トンネルはまっすぐにはならず、くの字に曲がったり、段差が出来たりして、大変な苦労がありました。

この日本初の有料トンネルは、大人2厘、子供は1厘の通行料でした。明治22年に東海道線が開通するまでの約13年間は、ただ一つの東西の交通路でした。明治32年、カンテラの失火により、内部の骨組みが焼けてしまい、通行できなくなりました。

明治36年には修復工事が行なわれ、明治37年、現在の赤レンガのトンネルが開通しました。くの字型は直線となり、内部は全て赤レンガづくりというモダンなトンネルが開通したため、明治トンネルは交通路としては使用されなくなりました。現在は歩いて通ることができます。
今も残る明治のレンガトンネル

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